仕手株とは、仕手筋により株価操作をされている銘柄です。株価の急騰急落が特徴です。今回は、2013年頃に仕手株といわれていたジーエスユアサコーポレーションについて御紹介します。
ジーエスユアサコーポレーションは、YUASAと日本電池が前身です。自動車用鉛蓄電池で世界3位、リチウムイオン電池の育成に注力しています。ジーエスユアサコーポレーションが注目を集めたのは2013年でした。アメリカのユナイテッドアローズ航空がボーイング787の営業運航をするとの報道が流れたのがきっかけです。これにより電池供給の需要が高まるとの展望から、多くの投資家が介入してきました。もちろん、海外投資家からの注目度も高く連日にわたり年初来高値を更新。2011年震災前までの株価水準を取り戻す結果となりました。この急騰が仕手筋の介入とも言われています。
では、最近の同社の株価の動向はどうでしょうか。2015年に入っての年初来安値は476円。1月16日につけています。材料は信用倍率の高まりと考えられます。一方年初来高値は、586円3月23日付です。同日引け後、通期予想連結利益を100億円下方修正しています。決算への期待感とは裏腹に、会社の発表によって翌日の株価は反発してしまいました。しかしながら、現在の(4月22日)チャートを確認すると見事なゴールデンクロスが作られています。現在の日経平均2万円台回復などを受け、全体的な市場への期待感が同株価を引き上げることも考えられます。仕手株は小型株で1単位の価格が比較的安価であることも定義の一つと言われています。ジーエスユアサコーポレーションが再度注目を浴びる時がくることもあるのではないでしょうか。